4時間半かけて里帰り
性別が分かった翌日、9月の上旬。
ついに里帰りの日がやってきた。
予定日が12月なので、やや早いようにも感じるが、仕事は既に辞めていたし、広島⇔富山は何しろ遠い。乗り換えが上手くいったとしても4時間半かかる。それだけ長時間の移動だと身体にも負担がかかってくるし、お腹が大きくなる前に、出来るだけ安定期のうちに里帰りしたいという要望を飲んでもらった。つわりもあったし、日中一人で家にいるよりまし、とこへさんの家族も快諾してくれた。
ある程度の荷物は予め送っておいたものの、当日はなんやかんやでキャリー1つ分の手荷物が出てしまった。
無意識のうちにオレンジおばさん。
とにかくいつでも氷を摂取出来るように、タンブラー握りしめてドキドキの移動。
車酔いが酷い方なのだが、酔い止めの薬は飲めない。これも苦行…。しかしとにかく車内で吐くのだけは絶対に避けたかったので(トイレであろうと車内は嫌)、精神力で戦うしかなかった。
体調のことを考えて、特急サンダーバードはグリーン車にしてもらった。広くて快適だったが、出来れば次は体調万全の状態で乗りたい。
旅のお供に予想外の大活躍だったのが、ソフトさきいか。この絶妙な塩加減が私のつわりにとても良く効いた。
昼ごはん用にサンドイッチを買ったけれど、半分食べたら気持ち悪くなったので、以降ずっとさきいかをしゃぶっていた。神食だった。
こうしてさきいか様々で、1度も吐かずに無事帰省することが出来た。ヒヤヒヤしたけどなんとかなった。(1度だけ、サンダーバードのトイレの臭いで吐きそうになったが持ち堪えた)
こういう時、実家が遠いと本当に不都合だと感じる。今回の出産を通して、100回くらいそう思ったよ。
あと感じたのは、エレベーターが乗り場や改札から地味に遠い。
荷物もあったし、腹ボテなので極力階段やエスカレーターは使わずに移動したのだが、大概エレベーターって端の方にあることが多い。
歩くのが不都合な人達が利用するんだから、もっと利便性の高い場所に設置すればいいのに…と感じた。まぁ、真ん中にあったらあったで邪魔なのかもしれないが…